常陸大椽氏、庶流烟田氏の菩提寺である当寺の由緒は文治二年(1186年)の正月に創建されました。開基は烟田城主親幹氏。御開山は天文十二年(1543年)三月懌叟道悦を請じ、筑波郡小田村曹洞宗平澤山東寿寺の末寺となります。その後、天正十年(1582年)に宗周一庵によって曹洞宗に改宗されました。
そして、大風や二度の大火によって伽藍が倒壊し、堂宇焼失の被害を負います。しかし、明治元年(1868年)、三十一世の住職である大慧智教のときに仮本堂が落成され、平成20年(2008年)に本堂再建から始まり客殿、参道、庫裡と再建がされました。
現在の住職は開山から三十三世にあたります。